ノンアルコールビール初!トクホ認定『サッポロプラス』『ヘルシアモルトスタイル』って?

sponsored link

消費者庁は2015年2月18日、かねてより申請されていた、

・サッポロビール『サッポロプラス』

・花王『ヘルシアモルトスタイル』

の2つのノンアルコールビール製品について、特定保健用食品(トクホ)の表示を許可しました。

そもそもトクホって何?

トクホ、トクホとはよく聞きますが、一体それが何なのか実は正しく理解していない…

という人も多いはず。

何となく体に良さそうだな、というイメージは持っていても、詳しいところはわからない。

そんな人のために“トクホ”について少しご説明しましょう。

トクホとは、正式名称を「特定保健用食品」と言い、安全性・有効性について国の審査を受け、その効果を表示することが認められた健康食品のことです。

ようするに“国からお墨付き”を貰った健康食品のことですね。

ここ数年特に名前を聞くようになりましたが、意外と歴史は古く、制度は1991年に発足しています。

制度発足以降認可食品は増え続け、2012年の段階で1000品目を突破しました。

これだけあれば、最近よく聞くようになった…というのも納得ですよね。

ノンアルコールビールのトクホってアリなの?

今回の一件で、ノンアルコールビールが何でトクホに認められたの?という疑問を持つ人も多いはず。

まずひとつ注意しておきたいのが、今回トクホの表示が認められたサッポロビールと花王の両製品はそれぞれ認可された理由が全く異なります。

現在、トクホとして認められている主な保健の効果の表示としては、図のようなものがあります。

tokuho01

そして今回のサッポロビール“サッポロプラス”は

「食物繊維の働きにより、糖の吸収をおだやかにする」

花王“ヘルシアモルトスタイル”は

「茶カテキンを豊富に含んでおり、脂肪を消費しやすくする」

それぞれこのような表示が可能になります。

ノンアルコールビールだからどう、というわけではなく、それぞれ食物繊維と茶カテキンが健康食品として有効ということですね。

その他の問題点

一見特に問題がなさそうな今回のノンアルコールビールのトクホ認定。

ただ、実は様々な問題を引き起こすのではないかと懸念されています。

代表的なものとしては

“未成年の飲酒を助長する”

という意見。

ノンアルコールビールは法律上の基準をクリアしていて、未成年でも購入・飲用は本来自由なものです。

法律上の分類はあくまでビール風味の清涼飲料水であり、コーラなどと同じ炭酸飲料だと思えばわかりやすいですね。

ただ、現実問題として、ノンアルコールビールの飲用から飲酒に興味を持ち、結果として飲酒つながる可能性もゼロではありません。

なので実際には未成年が購入し辛いように、多くの販売店ではアルコール類と同じ棚に陳列されていますよね。

一部のコンビニではノンアルコールビールでも年齢確認を必要としています。

こうしたノンアルコールビールの扱いが、トクホ認定されることで

“健康に良いものだ”

という認識が広まり、未成年に広く飲まれるようになると、その延長で未成年の飲酒が拡大するという可能性は十分にあります。

現にそうした理由から、一度ノンアルコールビールのトクホ申請は却下されています。

なんで今回OKになったの?

じゃあ、どうして今回の申請は認可が下りたのか?というと、それは対象とする人が違うからです。

今回のノンアルコールビール+トクホの製品を飲むことによって、普段飲酒をしている人は飲酒を控えることができるだけでなく、それに加えてさらに食物繊維や茶カテキンの健康効果まで期待できる、というわけです。

普段飲酒をしている人にとっては何重にも良いことがあるわけですね。

また、元々ノンアルコールビールは成人の購入者を想定しているものでもあります。

たしかにそう言われるとそうなのですが、じゃあ未成年の飲酒助長は…というと

“彼方立てれば此方が立たぬ”

ということで、中々難しい解釈の問題ではあります。

sponsored link

いずれにしても、今回トクホ認定された二種類のノンアルコールビールは、普段飲酒をする人の代替飲料としてはとても良いものだと思います。

それに未成年の飲酒問題は、ノンアルコールビールだけでなくもっと様々に複雑な問題が絡み合っているものです。

「トクホなんて誤解したら大変だ!」

ではなく、せっかくより健康効果を期待できるものが出てきたのですから、うまく付き合っていけるようにしたいですね。

                           


sponsored link




こちらの記事もおすすめです:
                                                   

コメントを残す