寒中見舞い、いつ出すの?喪中の場合どうする?そもそも意味は?疑問を一気に解決!

ビジネス

 

寒さが厳しくなってまいりました。

コタツや布団の拘束力が増すシーズンですね。

何かと動くのも面倒になるこの時期ですが、
そうはいってもいられないのが世間というもの。

楽しいイベントならまだしも、そうでない行事や
季節の挨拶などはつい後回しにしてしまいがちです。

しかし、一人前の大人ならばこういう面倒事こそ
スマートにこなしてしっかりとした一面を見せたいところ。

というわけで、今回は特にないがしろにしがちな
「寒中見舞い」
についてお話していこうと思います。

時期的にも年賀状を出したばかりだから
「まあいっか」となりがちですが、
多くの人が適当にしているところこそきちんとすることで
相手の印象はグッと変わるものです。

この機会に是非正しい知識を身につけておきましょう。

 

 

そもそも寒中見舞いとは

 

そもそも寒中見舞いとは何なのか?という方も多いはず。

まずは寒中見舞いが何者なのか抑えておきましょう。

 

寒中見舞いとは、

「一年で最も寒い季節に、相手の体調のことを気にかけつつ季節の便りとして近況報告をする」ためのモノです。

そのため、もちろん自分が喪中の場合も出すことに問題はありませんし、相手が喪中の場合も同様に出すことが可能です。

むしろ何らかの事情により年賀状が出せなかった場合は
積極的に出すべきとも言えます。

しかし、本来喪中のため年賀状が出せない場合、
年賀状の返礼が遅れた時に使用される書状という意味合いは副次的なものです。

 昭和天皇の病状悪化の際に年賀状の「自粛ムード」が広がり、
寒中見舞い用葉書が発売され
日本の文化としてはこれらの意味合いが強くなっていた模様です。

 元々は単に季節のあいさつ、近況報告の意味なので
椿の花や雪山、冬木立ちなどの風物詩を取り入れたイラストのものが
寒中見舞い用として発売されています。

反対に、年賀状を出した相手には季節の挨拶といえど
時期が近いのでくどくなりがちですから避けるのが良いかもしれません。

よほど伝えたいことや年賀状には書ききれなかったことなど
相手と話したいことがたくさんある場合にはまた別ですが、
その際も通常の「お手紙」として出すか
後には「余寒見舞い」というものもありますから、
余裕を持った対応が良いでしょう。

 

寒中見舞い出すべきかどうか?誰に出すのか?

 

 

では、寒中はがきは実際に出すべきなのか?
という点について考えていきましょう。

結論から申し上げますと、

 「義務ではないが出すのがベター」です。

先ほどもお話したように、多くの人が出さないからこそ
出すことに価値があるというもの。

同世代間ではあまり悩まないと思いますが、

特に上司など年齢が上の方は生きてきた時代が違うので
寒中見舞いを出すという文化もある人は多いです。

特に社会人であれば出すべきだと思う人には
積極的に出していくと良いですね。

 何度もお話しているように、
特に喪中はがきを頂いた際の対応次第で
「デキる人」かどうかが決まりますので、
受け取る側に立って考えることにしましょう。

 喪中はがきを受け取った後の行動をパターン別にして
相手が受ける印象を考えてみましょう。

 

 

パターン1

 

「喪中はがきを送ったにもかかわらず年賀状を送ってきた」

 これは嬉しくないですし、失礼にあたりますね。

「あぁPCで登録リストのまま刷って投函したのだな」という印象です。

 

パターン2

 

「喪中はがきをだしたまま、音沙汰がない」

 当たり前ではありますが普通ですよね。

失礼ではないがマナーを気にしているとも言えません。

 

パターン3

 

「喪中はがきを出し、寒中見舞いを受け取った」

 やはり印象がいいのはこちらでしょう。

相手に悪い印象を与えたくないというよりは、
いい印象を与えたいならば送るべきですね。

喪中見舞いを受け取った場合、
まずは年賀状を出さないのがベストですが、
出さなかった場合や誤って出してしまった場合
どちらにしても寒中見舞いでフォローするとより良いでしょう。

 ここまで出来る人は意外と多くないものです。

 

 

いつ出すべきか

 

 

さて、送ろうと決めたら次に気になるのは送る時期かと思います。

これはズバリ、
寒中見舞いの届くべき時期は1月7日頃〜2月4日頃です。

正しくは

「松の内があけてから立春までの間」です。

 

「寒」の期間というものが
「寒の入りから立春まで」をさすため上記の日程がふさわしいのです。

正月明けの1月7日以降から15日以内に出す、としたり
細かい時期については諸説諸見解あるのですが、
厳密に決まっているものではないので
あまり考えすぎず「寒中」に出せば良いでしょう。

 

 

 

知っているようで知らない寒中見舞い。

年賀状は出すけどそれ以外は……という方も多いでしょうが、
お年賀を出せなかった場合には寒中見舞いでのフォローが重要です。

デキる大人になるためにも、
寒中見舞いは出すべき人を考えて正しい時期に出しましょうね。

 

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