今年も“桜”そして“花見”の季節が来ましたね。
全国各地に桜の名所はありますが、今回は「水の都」とも言われる広島で春を感じる風と一緒に桜を楽しめるスポットをご紹介します。
『江波山公園』
江波山公園では、全国でも珍しい品種の桜が見つかり“エバヤマザクラ”と名付けられ、広島市指定天然記念物にもなりました。
このエバヤマザクラ何が珍しいかと言うと、ご存知のとおり桜の花びらは通常5枚なのに対し、エバヤマザクラは実に最大で13枚もの花びらを付け、咲き方も水平方向に横長に開き、花弁も倍の長さに咲きます。
高さ約14m、推定樹齢約160年の大木にこれでもかというくらいビッシリと咲き誇る花は圧巻です。
園内には、被爆建造物『江波山気象館』があり、エバヤマザクラのオリジナルグッズが販売されていますから記念にぜひどうぞ。
夜はライトアップもされていますので、夜桜見物も楽しめますよ。
住所:広島県広島市中区江波南1-40-1
TEL:082-231-0177
最寄り駅:路面電車「江波」
『比治山公園』
『比治山公園』は小高い丘の上にある公園で、広島市内や瀬戸内海が一望出来る“展望台”や『広島市現代美術館』もあるなど、桜以外の芸術にも触れられる場所。
園内には約1300本のソメイヨシノなどが咲いていて、夜になると「ぼんぼり」が設置されていますから、夜桜を楽しむことができます。
小高い丘の上で散策路もありますから、昼間は美術館と桜を、帰りには夕焼けから夜景への移り変わりと夜桜を、と昼夜それぞれのコントラストをのんびりと楽しむひとときも素敵です。
住所:広島県広島市南区比治山公園
TEL :082-250-8956
最寄り駅:広島電鉄「比治山下駅」
『造幣局 広島支局』
大阪の桜の名所の一つ『造幣局本局』の支局にあたる、ここ広島支局にも“桜の通り抜け”ならぬ“花のまわりみち”があります。
もともとは大阪本局の桜を構内に移植して、その2年後に花を付けたのが始まりです。
その後は種類も60種類・約240本に増えて広島市民から桜の名所として親しまれています。
造幣局の展示室も開放されていて、明治の始めの通貨から現在に至るまでの“お金”に関する貴重な資料を見学できます。
ちなみに造幣局と言うと“通貨”を作っている所と言う印象がありますが、実は勲章や記念メダルなども作っていて、記念コインの購入もできますから思い出の品としていかがでしょうか。
住所:広島県広島市佐伯区五日市中央6-3-1
TEL:082-922-1597
最寄り駅:JR五日市から広電バス「五日市5丁目口」「千同橋」
海に山と、自然が豊かな広島。
瀬戸内海からの穏やかな風景と、のどかな山の風景に映える桜を見ながら暖かい春を感じるのも素敵ですね。
エバヤマザクラなど、他では見られない貴重な“広島ならではの桜巡り”を楽しんでください。
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