最近話題の人気恋愛小説『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』。
恋愛小説系のランキングで1位を総なめし、販売総数は累計75万部を突破。
福士蒼汰さん主演で映画化も決定している超人気の作品です。
今一番「泣ける」と話題の小説ですが、一体どんな内容なのでしょうか?
今回は『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を徹底特集していきます!
ぼくは明日、昨日のきみとデートするのあらすじ
引用元:http://www.amazon.co.jp/dp/4800226104
それではさっそく、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじをチェックしてきましょう!
京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。
ということで、主人公のぼく・南山高寿と彼女の福寿愛美の2人を描いたラブストーリーです。
幸せそうな若いカップルのほのぼのとした恋愛が進んでいきますが、ところどころ彼女にはおかしな点があり、それは彼女の抱えている大きな秘密から来るものでした。
甘く切ない恋愛小説にちょっとSF要素を加えた不思議なお話です。
ぼくは明日、昨日のきみとデートするのネタバレ解説・感想
で、この物語はどういったお話なのか?
彼女の抱える秘密は一体なんなのか?
もう少し具体的にお話していきたいと思います。
※ここからはネタバレを含みますので未読の方はご注意ください
結論から話してしまうと彼女・福寿愛美は並行世界(パラレルワールド)から来た別の世界の住人です。
5年に1度、40日間だけ愛美はこちらの世界に来ることができます。
そしてその世界は主人公・南山高寿が住む世界とは時間の流れが逆に進みます。
だから、高寿が一日先に進むと、愛美はこちらでいう一日前の世界に進んでいきます。
そんな2人がひょんなことでこちらの世界で出会い、お互いが20歳の年に40日間という期限付きで恋人として過ごす物語です。
つまりタイトル『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』はまさにそのまま、ストレートにこの状況を表現したものだったんですね。
ちなみに愛美は最初から自分が高寿と恋愛関係になることを知っていますが、それは子どもの頃、大人の高寿に話を聞くことができたから。
そして高寿はそれを受け入れて2人は40日間を恋人として過ごしていきます。
でも、今日出会った高寿と愛美は、もう二度と会うことができません。
愛美たちの世界の人間は、高寿の世界にとっては本来存在しないもので、そのせいなのか午前0時になると『調整』が入り、前日の世界へと逆行していくのです。
高寿が思い出を重ねていっても、愛美にとってはこれから先に体験する未来の話なので、思い出を共有することもできません。
そしてそれは彼女の視点から見ても同じこと。
愛美は仲の良い恋人関係から始まって、だんだんとよそよそしくなり、最後の別れの日…高寿にとっての出会いの日にはもう恋人ではなくただの他人になっているんです。
お互いの出会いの日が、お互いの別れの日。
こんなに残酷なことってあるでしょうか?
次に会えるのは5年後ですが、その頃一方は15歳でもう一方は25歳。
そして次の10歳のときは30歳。
最後で最初のときは5歳と35歳。
次の5年後にはもう、相手はこの世に存在しないんです。
だから2人が同じ年で恋人として過ごせるのは40日間だけ、それも正確には全く同じ相手ではない人と。
この事実を知ってから後半はページをめくればめくるほど切なくなって、ついには涙を堪えきれなくなりました…。
どちらかが病気などで亡くなって死に別れ、というよりも辛いと思います。
2016年12月映画化が決定!
そんな『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』ですが、2016年12月に映画化が決定しました!
主人公の南山高寿を演じるのは福士蒼汰さん。
そしてヒロインの福寿愛美を演じるのは小松菜奈さんです。
引用元:http://www.cinemacafe.net/article/2016/01/13/36985.html
実力派の若手俳優2人の初共演は注目ですね。
また『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は世界観や作品の舞台が非常に画面映えすると思いますので、実写映画化が非常に楽しみです。
独特の空気感や2人の心情がどのように表現されるのか今から待ちきれません。
まとめ
今回は映画化が決定した人気小説『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじからネタバレの感想・解説までお届けしました。
最高に甘くて切ないラブストーリー。
色々話したいことはたくさんあるのですが、それよりもまずは一度原作を手に取ってもらえたら早いと思います。
一度読み終わってからもう一度読み返すと、一行一行に納得がいって、また涙なしでは読めない二度面白い作品なので、ぜひ二度読んでみてください。
まずは原作を読んで、そして12月に公開される映画も楽しみに待ちましょう!
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