今年も就職活動が解禁されてしばらく経ったとのことで、リクルートスーツを身に纏った学生らしき人を良く見かけるようになってきました。
自分のときのことを思い出してなんとなく懐かしいような気分になります。
まあ二度とやりたくはありませんが。
毎年お国のお偉方の気まぐれで時期が早まったり遅くなったりと、スケジュールを組むだけでも色々と大変ですよね。
貴重な大学生活の残り少ない時間を割いて就活に勤しんでいるこちらからしてみたらたまったもんじゃないです。
私のときは大学3年の12月から解禁だったと思いますが、今は大学4年になる手前ギリギリの3月解禁だとか。
面接などが始まるのは夏以降だそうで、文系組はまだしも理系の人は卒研やらとの兼ね合いがキツそう。
学部生は院進をしたり研究室のあっせんなどで決まることも多いですが、文系と同じフィールドで就活したいと思っている人は本当に大変だと思います。
だからというわけでもないのですが、これから就活を控えている未来ある大学生の皆さんに向けて、同じ就職活動を乗り切った身として少しは参考になる話ができたらと思います。
あくまで私のケースなので皆さん全員に当てはまるとは言えません、というよりむしろ少々特殊な例かもしれませんが、こういう奴もいるんだなということで希望を与えられたらと思います。
比較的みなさんと世代が近いはずの人間ですから、何か少しでもヒントになることはあるんじゃないかなと思います。
就活時のスペック
まずお話をする上で私がどのような状況で各企業を受験したのかということをざっくりと。
・学歴…地方国立文系卒
・サークル…なし
・バイト…まともな経験無し(なぜか就活と同時に開始)
・留学…なし
・留年…あり
・退学…あり
・TOEIC…なし(未受験)
・平均GPA…ほぼ1.0
こうやって書き連ねると自分でも思いますが清々しいほどのゴミクズですね。
学歴こそ普通で、地方ではそこそこ有名な大学でしたがそこに入る前に一度別の大学を退学してます。
そして入り直した大学でも留年するというクズっぷりを発揮。
成績なんて不可の嵐で、均すとほぼ全部“可”になるというスレスレの成績で卒業しました。
当然TOEICなども受けていませんし資格と言えば運転免許くらいなもの。
さらに長期のバイト経験もなく、ちょうど就活時期に趣味がエスカレートしてきて金が無くなったため仕方なく開始しました。
ちなみ趣味というのはアイドルの追っかけです。
地方だとライブやらイベントに行くのにも学生には中々厳しい金額が掛かるんですよね。
まあ、とにかく意識なんて低いどころの騒ぎじゃない、意識が無いような大学生活を送っていました。
受験企業(団体)
上記のスペックで受験した企業はこんな感じ。
・商社
・銀行
・電力
・メーカー
・地方公務員etc…
みなさんも良くご存じ、憎き就活ビジネスを作り上げ若者を食い物にしているリ○ナビ、マ○ナビなどに登録して応募しました。
正確には覚えていませんが、WEBエントリーが多分30くらいで書類を出したのが20くらいでしょうか?
とくにやりたいこともなかったので、ともかく名前の知っている企業や年収ランキングなどを見て知った企業を各業界上から受けていった感じです。
県内、県外なども問わず気になったところをポチポチエントリーした感じでした。
内定先
・商社
内定先は一番上にも書いているようにいわゆる“商社”というところです。
最終的にここに決めた理由は特になく、一番最初に内定を頂いたからです。
この時点で他の企業の選考は全て辞退しましたので、正式な内定先は一社ということになります。
ただ、他にも選考は進んでいまして、地方公務員なども含め最終面接まで駒を進めていたので、続けていればあと何社か内定は頂けたのでは?と思っています。
とはいえ“商社”というものもピンキリですから、このゴミスペックでどの程度の規模のところに滑り込めたのかがみなさんの気になるところでしょうかね。
そもそも卸売業を営んでいればどこでも商社と名乗れますし、実際に商社、卸、問屋などに明確な定義での違いはありませんから。
(もちろん業界内ではあそこは商社、あそこは問屋…みたいな何となくの雰囲気や区別は存在します)
で、私が所属することになった企業は、一応皆さんがイメージするいわゆる“商社”と言うところかなと思います。
財閥の名前は冠していませんが、業界内ではそこそこ有名で、貿易も営んでいます。
“日本貿易会”という商社や貿易に関わりのある団体が加盟する会があるのですが、そこの正会員で常任理事会メンバーです。
業界地図とかの見開きに名前は載っていますね。
あとはツイッターで“就活bot”みたいなやつが良くつぶやいてる業界別有名企業一覧みたいのにも入ってました。
だからまあ、一応は商社と名乗れるレベルなのかなと。
あえて線引きをするなら、
・貿易を営んでいるか
・日本貿易会に加盟しているか
この辺りがいわゆる世間一般の方がイメージする“商社”という企業にあたるかどうかのポイントか思います。
もちろん“商社”だから他の卸や問屋より偉いとかすごいとかそんなことは一切ありませんので誤解のありませんよう。
(一部、特に財閥系には“財閥にあらずは~”みたいなノリを地で行く時代錯誤の残念馬鹿な人もいますが)
まあ、実際財閥系はちょっと待遇面とか、待遇面とか、待遇面で格が違うんですけどね。
正直羨ましいです。
大分前置きが長くなってしまいましたが、こんな感じで、大体私がどんな条件で・どんな企業を受験したのかは理解していただけたと思います。
お世辞にも良いとは言えないむしろ平均以下のスペックながらも、そこそこ大きな、就活生の多くが志す会社にようなところに滑り込むことができました。
では実際に私が何をして、どのように就職活動を進めてきたのか?
留学経験も無く、TOEICなんか受けたこともなく、バイトもろくにせず、成績も悪く、体育会系でもなく、サークルもやらず、半ニート生活を送った挙句留年までするような人間がどうして商社に内定できたのか?
ここからは少しずつ具体的にそのコツ、方法、アドバイスに入っていきたいと思います。
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