『そうだ、京都行こう。』
この台詞を聞いた事がある方も多いはずです。
そうです、昔JR東海のCMで流れた名台詞です。
だからというわけではありませんが、これから春を迎える古都・京都に行きませんか。
京都は四季それぞれに魅力がたくさんありますが、春と言えばやはり“桜”です。
京都にはたくさんの桜の名所・穴場がありますが、その中でもいくつか特におすすめをご紹介します。
ぜひ春の京都観光の参考にしてみてください。
『鞍馬寺』
鞍馬寺は洛北に有る、雲珠桜(うずさくら)の名所です。
鞍馬寺と聞くと覚えがある人もいるかもしれませんが、牛若丸こと源義経が子供の頃過ごしたあのお寺ですね。
鞍馬寺の有る鞍馬山は、花景色が馬の鞍飾りに似ているとか、渦を巻いて散るようだとか言われています。
花霞に包まれた本殿と多宝塔の紅しだれは絶景です。
住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1074
TEL:075-741-2003
拝観時間:9:00~16:30
拝観料:¥300
最寄り駅:叡山電鉄鞍馬線「鞍馬駅」
『二条城』
白い城壁に映える桜の薄桃色の花が美しい二条城。
城の敷地全体に約50種類、約400本の桜が植えられています。
「御所御車返し」「清流園の仙台屋」「八重紅枝垂れ桜」「山桜群」「桜の園の雨宿」「佐野桜」など見どころは挙げきれないほど。
夜はライトアップもされていますので、昼とはまた違った趣を味わえます。
ちなみに…実は二条城は、複数存在していたのをご存知ですか?
織田信長、豊臣秀吉、そして徳川家康…それぞれの時代に、それぞれ違った場所に作られています。
現在の二条城は、家康が建てた城です。
信長、秀吉の2人が建てた城跡には現在は石碑が建っていて、今の二条城の近くにありますから、訪ねてみるのも面白いですね。
住所:京都府京都市中京区二条通り堀川西入二条城町541
TEL:075-841-0096
拝観料:¥600
開城時間:8:45~16:00(ライトアップは18:00~21:00)
拝観料:¥400
最寄り駅:地下鉄東西線「二条城前駅」
『上品蓮台寺』
聖徳太子が創建したと伝わる“十二坊”の名で親しまれているお寺で、知る人ぞ知る穴場的な桜の名所でもあります。
境内全体が“ソメイヨシノ”の薄桜色に包まれ、本堂前の“シダレザクラ”の鮮やかな色彩が周囲の薄桜色とのコントラストでより美しさが際立っています。
住所:京都府京都市北区柴野十二坊町33-1
拝観時間:9:00~17:00
拝観料:無料
最寄り駅:市バス「千本北大路」
『嵐山』
嵐山は古くから桜の名所として有名です。
桂川沿いに桜並木が続き、渡月橋から嵐山を見るとまるで絵葉書のような壮観な景色が眼前に広がります。
また周辺には、世界遺産“天竜寺”をはじめした数々の寺院が並び、庭園にも桜が植えられていてますから、それぞれ違った趣の景色が望めます。
足を止めて見てもよし、散歩をしながら見るもよし、食べ物屋も沢山あるので“花より団子”もよし。
人力車で、車夫さんの案内を聞きながら春の“嵐山”を楽しみませんか。
住所:京都府京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町
最寄り駅:JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」
『哲学の道』
銀閣寺から若王子橋までの疎水沿いに続く“哲学の道”は、大正時代に植えた約300本の桜が成長し、現在の桜の名所になりました。
満開の時期にはまるで桜のトンネルのようで、水面を流れる花びらが、情緒溢れる、ゆったりとした雰囲気を醸し出しています。
ちなみに哲学のを下がって行くと“平安神宮”に辿り着きます。
平安神宮の庭園も桜の名所ですから、一緒に訪ねてみてはいかがでしょうか。
『哲学の道』
住所:京都府京都市左京区銀閣寺町付近から若王子橋付近の疎水沿い
最寄り駅:市バス「銀閣寺道」
『平安神宮』
住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97
TEL:075-761-0221
参拝時間:8:30~17:30
拝観料:¥600
最寄り駅:地下鉄東西線「東山駅」
他にも数えきれないほどの桜の名所がありますが、今回は中でもおすすめの場所をピックアップしてご紹介しました。
京都は公共交通機関が発達しており、観光客の方が神社仏閣巡りをするため徒歩、鉄道、市バスなどを利用することで広範囲に移動できて非常に便利です。
花見と言えば一か所で落ち着いて見るものと思いがちですが、せっかく京都に行ったのなら、アクティブに移動しながら、時間の許す限り桜の名所を巡ってみてはいかがでしょうか。
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