もうすぐ桜の季節です。
ニュースでも、桜の様子を中継するようになり、花見シーズンが待ち遠しい今日この頃ですね。
花見と言えば昼間がメインのイメージですが、ライトアップされた
“夜桜”
も昼間とはまた違った趣が感じられます。
昼の賑やかな花見とは違い、しっとりとした雰囲気の夜桜見物は特にデートにはうってつけ。
そこで今回は日本全国の桜の名所の中でも、好きな人とデートで行きたい人気の夜桜スポットをご紹介します。
『五稜郭公園』
北海道と言えば函館、函館と言えば五稜郭公園ですね。
北海道屈指の観光名所はまた桜の名所でもあります。
堀に沿って約1600本もの桜が立ち並ぶ姿は見事の一言です。
夜、ライトアップされると鮮やかな桃色の星が浮かび上がるのはここでしか見られないまさに“絶景”です。
住所:北海道函館市五稜郭町44
TEL:0138-40-3605
最寄り駅:JR函館駅から市電 「函館駅前」~「五稜郭公園前」下車、徒歩で15分
『弘前公園』
“弘前城”のある弘前公園には、ソメイヨシノや八重桜、枝垂桜など実に52品種2600本もの桜が植えられています。
桜の名所が多い東北でも特に美しい弘前公園は、東北一のみならず日本一との呼び声も。
また弘前城は東北で唯一天守が現存する城でもあり、一面の桜とのコントラストは古き良き日本を思い起こさせる情緒に溢れています。
住所:青森県弘前市下白銀町1-1
TEL:0172-33-8739
最寄り駅:JR弘前駅から弘南バス約15分「市役所前公園入口」下車徒歩約1分
『目黒川』
東京23区の西部の目黒区に有る目黒川。
約3.8キロの川沿いの両岸に、約800本の桜が咲き誇ります。
夜になると川沿いの桜並木がボンボリに照らされ、暖かみのある夜桜を楽しむことができます。
川沿いの道を歩き、夜桜見物をしながら好きな人と過ごす“二人の時間”は格別ですよ。
住所:東京都目黒区東山付近から下目黒付近
最寄り駅:東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」 JR「目黒駅」
『伊豆高原桜並木』
伊豆急行の「伊豆高原駅」を降りると、総延長約3キロの道の両側に桜が立ち並びます。
満開のソメイヨシノで作られる長い桜のトンネルは感動を覚えるほどで、一見の価値ありです。
また、桜のトンネル以外にも、オオシマザクラとカンヒザクラの交配で生まれた”おおかん桜”や、40種類もの桜を楽しめる“さくらの里”など見どころが盛りだくさん。
「伊豆高原桜まつり」の期間中、さくらの里では特設ステージで催し物が行われたり、美味しい食べものがあったりと一日中“花も団子も”楽しめちゃいます。
住所:静岡県伊東市八幡野
最寄り駅:伊豆急行「伊豆高原駅」
『高遠城址公園』
「桜の日本3代名所」「日本さくら名所100選」に数えられている高遠城址公園。
高遠城も「日本100名城」に選ばれている名城です。
ここに咲く“タカトオコヒガンザクラ”は小ぶりで赤みを帯びて、その可憐さは古くから「天下第一」と言われています。
桜の満開時は公園全体が薄紅色に染まり、ソメイヨシノなどとはまた違った趣を楽しめます。
夜にはお城と一緒に桜もライトアップされるので違った印象になりますし、良いデートの思い出になること間違いなしです。
住所:長野県伊那市高遠町東高遠
TEL:0265-94-2552
最寄り駅:JR「伊那駅」からバス「高遠駅」 JR「茅野駅」から「高遠駅」
『清水寺』
日本の古都、京都には桜の名所もまた数えきれないほどありますが、ここ“清水寺”も実はまた隠れた桜の名所。
境内にはソメイヨシノやヤマザクラ約1000本が咲き誇っています。
また本堂舞台の崖下に広がる“錦雲溪”に咲き誇るソメイヨシノを上から見下ろす形で観賞できるのが他には無い体験です。
くれぐれも美しさに見惚れて「清水の舞台から飛び降りる」ことのないように…!
住所:京都府京都市東山区清水1-294
TEL:075-551-1234
最寄り駅:JR「京都駅」からバス20分 バス停「五条坂下車」徒歩10分
『早明浦ダム』
四国からはこれまでの名所とは違い、一風変わった場所がエントリー。
西日本二番目の貯水量を誇る“早明浦ダム”は、知る人ぞ知る桜の名所でもあります。
鏡のように澄んだダム湖の湖面に映し出される実に2000本のソメイヨシノや周りの山々は自然を存分に感じられる穴場です。
ダムを一周する道路はサイクリングも楽しめ、ライトアップもされるので昼も夜も花見を楽しむことができます。
住所:高知県土佐郡土佐町田井6591-5
TEL: 0887-82-2450
最寄り駅:JR土讃線「大杉駅」から高知県交通バス「田井出張所行き」で30分、「中島下車」徒歩25分
『一心行の大桜』
九州は熊本に有る“一心行の大桜”
樹齢400年と言われる、高さ約14m、枝針東西約21m、南北26m、太さ約7mのとても立派な桜の木です。
田園の中に堂々と立っているので、周辺との対比も相まってその大きさには目を見張るものがあります。
戦国時代から伝わる伝承もあるほど地元の人に愛されている桜です。
周囲は一面の田園風景でとてものんびりとした雰囲気なので、とのんびり歩くもよし、桜を見ながらお弁当を食べるのもよし、と春のデートにぴったり。
夜もライトアップをしていますが、古い桜なので樹を守るため長い時間はやっていないとのことなので、昼間からゆっくりと楽しみつつ、夜のライトアップを待つのが良いですね。
住所:熊本県阿蘇郡南阿蘇村中松3226-1
TEL:0967-67-1111
最寄り駅:南阿蘇鉄道「中松駅」
『今帰仁城跡』
なんとその歴史は13世紀まで遡るという、沖縄本島の北部に位置する今帰仁城(なきじんぐすく)跡。
グスク=城という意味で、琉球王国の今帰仁グスクは世界遺産にも登録されている名所です。
そこで毎年開催される“今帰仁グスク桜まつり”では、本土では見られない鮮やかなピンクの花をつける“緋寒桜”を存分に楽しむことができます。
夜のライトアップで一層映えるピンクと城壁の組み合わせは何とも幻想的で、ここでしか味わえない唯一の光景です。
住所:沖縄県国頭郡今帰仁村字今泊5105番地
TEL:0980-56-4400
最寄り駅:バス 本部循環線「今帰仁村字今泊今帰仁城跡入口」下車徒歩15分
北は北海道から南は沖縄まで、全国各地の桜の名所の中でも選りすぐりのスポットをご紹介しました。
昼間ははかなく可憐に見える桜も、夜はまた妖艶な顔に変わります。
大好きな人と一緒に昼と夜の印象の違いを見比べるのも良いですね。
桜の季節は、まだまだこれから。
今年はとっておきの夜桜スポット巡りで、あの人と素敵な思い出を作りませんか。
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