子どもの頃、お正月が近づくと、『お年玉』のことが真っ先に気になったもの。
去年は〇〇円だったから、今年はそれと同じかそれ以上は貰えるはずだ。
まずはアレを買おう。それからアレを買って……。
それから、残ったら貯金しようかな、と一瞬は思ってみるものの、
その通りになったためしがありません。
とにかくお年玉への思いは尽きないものでした。
ところで、お年玉の意味についてご存知ですか?
広辞苑第六版によると、
『新年のお祝いの贈物。現在では主に子供や使用人などに贈る金品をいう』
とあります。
また、
『年のありがたい賜物(たまもの)であるとして「とだま」という名がついたという説。なまって「 としだま」があり、また、神棚に供えた、餅玉を与えたために「年玉」の名前がついたとの説が有効』
とwikipediaには書かれています。
いずれにしてもお年玉は、おとな(目上の者)が子ども(目下の者)に対してのエールとも言えますね。
そうなると、お年玉をあげる相手によって、エールの送り方が違うことにもなるでしょう。
いわゆるお年玉の“相場”です。
今回は気になるお年玉の相場について考えてみました。
年代別お年玉の平均相場
さて、さっそく本題ですが、このお年玉の相場…一体どれくらいあげれば良いものでしょうか?
教育的観点や懐事情もあり、毎年悩ましいですよね。
それについては金融機関や調査会社、アンケートなどから様々データが出ていますが、平均値をとると次のようになるようです。
就学前:2000円
小学校低学年:3000円
小学校高学年:3000円
中学生:5000円
高校生:5000~10000円
大学生:10000円
各家庭にそれぞれ事情もありますし、右に倣えをすれば良いというものではありませんが、これはかなり参考になる数値なのではないでしょうか?
私のイメージからもそれほどかけ離れてはいませんでした。
大学生のお年玉はあり?
ところで今書いていてふと感じたのですが、“大学生”もお年玉をもらっていいものなのでしょうか。
お年玉の相場を調べていたら、お年玉をあげる相手に“社会人”というものも出ているぐらいだから、学生の間は当然に貰ってもいいものなのかな?と少し気になりました。
私自身大学生のときもお年玉を貰っていてとてもありがたかったのですが、同時に成人してからも貰ってもいいのかな?という後ろめたさのようなものも感じていた記憶があります。
お小遣いだけじゃないお年玉の役割
お年玉は、単に子こどもにとって嬉しいイベントというだけでなく、子どもを主役にした大人の〝つきあい〟と見ることもできます。
また、お年玉の使い方については、それぞれ子どもによって違うところでしょうが、親の教育方針としては、やはり無駄遣いをしないということに行き着くのではないでしょうか。
今はやりの『~育』という言い方をすれば、『使育』とでもいうことになるかもしれません。
最近は子どものおもちゃとは思えないほど精巧で高機能なものばかり。それに伴い価格も上昇していますから、親としては適切な教育をしていきたいものですね。
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