何かとバタバタと過ぎてしまうのが新生活の始まる4月ですが、4月のうちに準備しなければならない行事といえば端午の節句。
男の子の成長を願ってお祝いをする日です。
女の子の成長を祈ってお祝いをした桃の節句も、ひな人形やお祝いの料理など女の子のいる家庭では準備に手間取った経験があるのではないでしょうか。
一年に一度とはいえ本格的に準備をするとなると中々骨の折れる作業ですよね。
とは言っても子供の成長を祈る行事となれば準備を怠るわけにはいきません。
最近ではこどもの日と言われるためか、男女問わずお祝いする風習もありますが、男の子のいる家庭では端午の節句と言えば五月人形や鯉のぼりを用意するのが伝統です。
そこで今回は五月人形について、誰が贈るものなのか、おさがりはありなのかなど五月人形に関するあれこれをまとめてみました。
是非4月のうちにしっかり準備してきちんとしたお祝いをするために参考にしてみてください。
関連:五月人形の飾る時期・しまう時期・年齢・意味など基礎知識まとめ!
出典:www.terminal-artinn.com
五月人形は誰が買うの?
一般的には五月人形を送るのは男親もしくは女親の実家、つまりおじいちゃんおばあちゃんが買うものだそうです。
鯉のぼりも同じです。
また地域によっては雛人形が女親の実家、五月人形が男親の実家という決まりがあり、女親の実家が贈るべきではない風習がある場合もありますので注意が必要です。
風習をとても大切にされている地域もありますが、現代では女親の実家と男親の実家で半々の負担をするという家庭も多いようですね。
またご家庭によってはお祝い金をいただいて、住んでいるおうちに見合う大きさのものを夫婦で購入する場合もあります。
このように現代では誰が五月人形を贈るのか通例があるわけではなく、住んでいる地域によほど伝統的な決まりがない限りは、自分の環境に合わせて良いという形になっています。
五月人形は一人一体?おさがりはだめ?
五月人形を買う上で悩むことが、一人一体買うべきなのかどうかということ。
男の子が何人もいる家庭であれば考えてしまう問題ですよね。
何体も買うのは金銭的にも負担ですし、よほど広い家でない限りは飾る場所も確保が難しいでしょう。
結論から言ってしまえば、厳密にはおさがりはNG。
五月人形は本人に降りかかる災難の身代わりとして飾るという意味があります。
そうなると、一人に対する身代わりには1体必要になりますよね。
しかし家の大きさの問題や兄弟の人数の問題もありますし、昔から一人一体用意したかというと、家庭により様々だったようです。
おさがりというよりは兄弟で一つとしているご家庭もあるようですね。
一人生まれるたびに、五月人形・鎧兜・鯉のぼりとひとつずつ増やしていったという話も聞きます。
意味を大事にするなら一人一体でおさがりはだめということになりますが、ご家庭のライフスタイルに合わせても用意するというのも一つの選択なのではないでしょうか。
もし不安があるなら両親に聞いてみるのがおすすめです。
行事のしきたりは、わからないことだらけで準備が面倒くさいこともしばしばですが、しっかりと準備をすればそれだけ充実感のある行事になります。
4月から忘れずに準備に取り掛かりましょう。
※こちらも要チェック!
→五月人形の飾る時期・しまう時期・年齢・意味など基礎知識まとめ!
こどもの日を祝うなら…
コメント