毎年冬になると怖いのがインフルエンザです。
特に抵抗力の弱い子供やお年寄りは重症化しかねないので、早めに予防接種などを受けて対策しておきたいですよね。
そうはいってもまだシーズンまで時間もあるしその内でいいか…なんて思っているなら要注意!
実は今年は非常に流行が早く、すでに感染例も出ているんです!
そこで今回は2015-2016シーズンのインフルエンザについて徹底特集していきます。
最新の予防接種法についてもご紹介していきますのでぜひチェックしてくださいね。
インフルエンザ2015-2016の流行時期は?
出典:http://www.kotubankyosei-iyashiya.com/health/influenza/
さて、それではさっそくまず、2015-2016のインフルエンザのシーズンを見ていきましょう。
さきほどもお話ししたように、今シーズンはすでにインフルエンザの流行が始まっています。
10月現在の段階で8都道府県の学校で学級閉鎖になったとのこと!
感染が確認されたのは実に8月の段階だそうです。
なぜこんなに今年は流行が早いのか?というと、どうやら南半球から訪れた外国人を経由して広がったようなんです。
8月といえば日本は真夏ですが南半球は真冬ですからね。。
これまでも同様のことはあったのでしょうが、今年はそれがそのまま流行してしまったということですね。
インフルエンザの特徴や症状は?
それでは今年のインフルエンザの症状はどんなものなのでしょうか?
今年も特に変わったということはなく、例年と同じような症状が出る様子です。
具体的には、
- 38℃以上の高熱
- 全身の筋肉や関節の痛み
- 咳
- 鼻水
- のどの痛み
などですね。
特に流行する型によって大きな違いというのはありませんし、いずれの型が流行するにしても、予防接種を受けて感染や症状の重症化を防ぐのが最善の策です。
ちなみに昨年は混合ワクチンの中に入っていない『B型ビクトリア系統』が流行りましたが、今年はB型ビクトリア系統も含んだ4種の混合ワクチンとなっていますので昨年より予防効果が高くなっています。
いつ予防接種を受けたらいいの?
それではすでに流行が始まっている2015-2016のインフルエンザ。
いつ予防接種を受ければ良いのでしょうか?
できるなら今すぐにでも接種しに行きましょう。
すでに全国で流行が広がっている以上、いつ感染してもおかしくはありません。
ワクチンの効果は約4ヶ月持続しますから、10月に接種すれば例年流行のピークを迎える1~2月も効果は期待できます。
今ならまだ風邪などを引いてる患者さんも少ないですから病院も比較的空いていますし、病院で他の病気を貰ってしまう…なんて可能性も低くなります。
また、今年は一部のワクチンの出荷が間に合わず11月頃までは不足も予想されています。
小さなお子さんなど年齢によっては2回接種が必要な場合もありますから、できるだけ早めに受けたほうがよ良いですね。
注射をしない新しい予防接種フルミストって!?
そうはいっても
「予防接種って苦手…」
「注射が怖い…」
なんて人もいるのではないでしょうか?
そんな人に朗報です!
なんと注射をしなくても予防接種を受けることができる新しい方法があるんです。
その名も“フルミスト”!
鼻から生ワクチンをスプレーを噴射するだけで簡単にできる予防接種で、痛みは全くありません。
しかも効果も通常の予防接種より長く、約1年続くとのこと。
痛みも無くて効果も抜群ということで素晴らしい接種方法ですよね。
ただ、いいことばかりじゃなく注意点もいくつか存在します。
ひとつはフルミストは日本で未承認だということ。
アメリカでは2003年に承認されているものですが、日本ではいまだ未承認。
そのため重篤な副作用などが発症しても国から補償などは受けらません。
もっともインフルエンザワクチンの性質上、重大な副作用が起こる可能性は低いらしいですが、万が一の場合は自己責任になります。
また軽微な症状としては鼻づまりを起こしたり風邪をひいたときのような感覚になることがあるそうです。
そのため、安全性や効果の面を考えて接種対象は2歳以上50歳未満とされています。
50歳以上でも受けることは問題ないですが、効果的には通常の注射と変わらなくなるそうです。
メリット・デメリットをよく考えた上で接種するかどうかを判断してくださいね。
今回は2015-2016シーズンのインフルエンザについて特集しました。
インフルエンザワクチンは重症化を防ぐためにはぜひ接種したいものです。
流行がピークを迎えてからでは病院も混みますし、ワクチンの効き目が出る前に感染して予防が間に合わない可能性もあります。
接種予定の場合は今年は特に早めに受診してくださいね。
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