年が明けると、無事に就職も決まり新生活の準備をする方も多いと思います。
いざ準備を始めてみると色々と揃えるものが多く意外と大変ですよね。
また、学校を卒業し始めて社会に飛び出すフレッシュマンにとって特に気になるのがビジネスマナー。
単にモノを揃えればいいというわけでなく、そこにはルールやマナーが存在します。
調べてみると中々細かくて、あれもこれも気にしだすときりがありません。
なんだか身に着けるアイテムすべてが監視されてしまうのではないかと不安になっている新社会人の方も多いかと思います。
でも大丈夫。
決して意地悪に試されているわけではなく、いわゆる
『常識として知っていること』
を知っているかどうかを見られているだけなのです。
そんなこと言われてもこれから飛び込んでいく未知の世界の『常識』なんて知っているわけがない!
というのはごもっともなのですが、「郷に入っては郷に従え」ということで、知らなければ今の内に知っておき、あとから居心地の悪い思いをしないようにしましょう。
今回は中でも意外と知らない人の多い
“腕時計の常識”
を紹介したいきたいと思います。
以下
・機能としてあるべき性質
・どういう時計が適しているのか
・おすすめのブランド
についてお話していきたいと思います。
“必要な機能”はただひとつ
まず、どんなにオシャレなデザインでも
「時計としてそれどうなの?」
というものはビジネスの場では受け入れられません。
最低限、
『時間が見やすい』
『正確な時間がわかる』
この点だけはクリアしましょう。
逆に言えばこれさえ満たしていれば他に余計なものはいりません。
今は誰もが携帯を持っている時代で時刻も携帯で確認することが多いですが、ビジネスとなるとスマホをポケットからチラっとできないシーンは多々あるので、
『時間が見やすく』
『正確な時間がわかる』
時計を身につけましょう。
また、
『適度な高級感がある』
ものであれば尚良いです。
これは高級ブランドのモノだから良いというよりは清潔感や、安っぽくないことが重要なのです。
ですから、おもちゃのようなデザインのものなどはたとえ好みであっても、ビジネスシーンでは避けましょう。
しかし、
『高級すぎる時計』
も新社会人としては良くないというのが難しいところ。
特に営業など社外の人と会う機会が多い場合、時計のせいで嫉妬され、嫌われてしまっては非常にもったいないですよね。
ただ、時計のブランドについて詳しい人は実はそう多くありません。
またブランドに詳しい人はしっかりとした時計を身につけていると好印象を抱くことも多いです。
ですから、高級ブランドそのものが駄目というわけではなく、時計にあまり詳しくない人が見て
『何か高そう≒派手』
と思われるものを避ければよいわけです。
派手な時計は目につきやすく、それが本当に高級か否かどうかは置いておいて、時計の印象がそのままその人の印象に影響することも多いです。
印象に残らないのもまた問題ですが、悪目立ちするくらいならば最初は控えめにしておきましょう。
あらゆるシーンに適した時計とは
上記のことを踏まえたうえで長く使える、色んなシーンに“これ一本でOK!”という時計を買いたいと考えている場合は
『フォーマルシーンに適している』
時計を選びしょう。
フォーマルシーンに適している時計であれば、ビジネスにおいてNGということはまずありません。
フォーマルシーンとは冠婚葬祭・パーティーといった場のことを指します。
フォーマルシーンOKということはどんな場においても少なくとも失礼にはならないものということです。
では、どのような時計がフォーマルな場に適しているのか?
というとこれは明確なルールがあります。
そのルールは意外と単純で、
・黒革
・白文字盤
・三針時計
というものです。
これらはいわゆるドレスコードと同じで、基本マナーですね。
ドレスコードは伝統の中で築かれてきたルールなので、ここを外してしまうと
『常識のない人』
という印象を与えてしまいかねません。
諸外国と比べると日本はドレスコードを気にしない国ですが
“気にする人”
は気にしますので、もっとも大事な取引先が“気にする人”であった場合は注意が必要です。
もっとも、実際のビジネスの場においてはここまで厳格でなく、黒革ではなくシルバーのブレスタイプが一般的ですし、黒文字盤も許容されています。
文字盤についても、クロノグラフなど装飾の多いものを使用している人は多いです。
ただ、クロノグラフにも色々とデザインがあり、モノによってはごちゃごちゃとして視認性が悪くなったり、先ほど話したように派手な印象を与える可能性もありますから、見極めて判断する必要がありますね。
厳格にドレスコードを守る必要は必ずしもありませんが、
『上品』
『控えめ』
というキーワードを心に留め、若々しい爽やかさや清潔感が引き立つものを選んでみてください。
おすすめのブランド
お店に行けば、フォーマルシーンで使えるものから、遊び心のあるものなど様々なものを選べると思いますが、時計のブランドは非常ににたくさんあるのでいくつか紹介しておきたいと思います。
今回は記事のテーマに基づいてあえていわゆる“ブランド時計”というものは外し、新入社員向けの好印象を与えるものを選んでみました。
SEIKO(セイコー)
ビジネス時計と言えばこれ!
『ザ・時計』
といっても過言ではない時計ブランドの大定番SEIKO(セイコー)。
日本を代表する時計ブランドで、その高い技術力を持って作られたムーブメントは『タグ・ホイヤー』など有名なスイス時計ブランド二も採用されるほど。
何を買うか迷ったらコレ!と誰にでもおすすめできる文句なしのブランドです。
CASIO(カシオ)
セイコーと並び日本を代表する時計ブランド。
ブランドとしてはG-SHOCK(ジーショック)が最も有名かもしれません。
G-SHOCKも素晴らしい時計で、傷がつく可能性があったりタフさを求める現業の方はビジネスの場でもよく身につけています。
しかしCASIOの時計は何もG-SHOCKだけではありません。
いわゆるビジネス時計においても、シンプルで見やすい時刻表示のものなど使いやすい製品が多数揃っています。
防水仕様の製品も豊富にあり、2~4万円代の手頃な価格帯となっているため手が出しやすいのも良い点です。
CITIZEN(シチズン)
こちらも非常に有名な時計ブランドですね。
全体として綺麗で上品な顔つきが多い印象です。
“エコドライブ”というソーラーシステムを搭載した、電池交換不要なモノが種類豊富で大人気。
一本持っているとずっと使えると好評で、コストパフォーマンスは最高です。
2~3万円台と購入しやすい価格帯の製品も多いので一本持ってみるとその快適さから他には移れなくなるかもしれません。
ORIENT(オリエント)
セイコーやカシオ、シチズンと肩を並べる国産時計ブランドです。
先に紹介した3つのブランドより知名度は劣りますが、実は近年セイコー傘下に入り、セイコーとは親戚関係となりました。
秋田発の高い技術力で作られた機械式時計の品質はたしかなもの。
今、密かに違いのわかる大人から人気を獲得しています。
価格は幅広く予算に合わせたお買い物ができそうです。
いかがでしたか?
今回は新入社員や若手社員に向けた時計選びの際のマナーと、おすすめの時計ブランドについてお話ししました。
おすすめのブランドには当たっては今回は特に日本のブランドについてフィーチャーしてみました。
品質のいい時計というとついスイス時計など名前が知れたものに目が行きがちですが、日本製にも良い時計はたくさんあります。
ブランドなどはあまり詳しく知らなくても、日本が高い時計作りの技術を誇っている、というのは何となくイメージが出来るのではないかと思います。
コストパフォーマンスに優れている製品もたくさんありますが、決して安い買い物ではないと思います。
また、見た目は気に入るか、実際に自分に似合うか、サイズ感や使い心地はどうか…などは現物を見るのが一番です。
ここでお伝えした点を踏まえて、是非時計店や百貨店の時計売り場などに足を運んで、これからあなたのビジネスを支える
“相棒”
を選んでみてくださいね。
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