新入社員のための靴講座 失敗しないビジネスシューズの選び方と基礎知識

ビジネス

 

おしゃれは足元からとはよく言いますが、ビジネスにおいても足元は大切です。

人によっては、スーツなどでなく

「足元を見てその人を判断する」

という人もいるほどです。

そのため、なるべくなら良いモノを身につけたいものですが、少し高価なモノを選ぶとスーツよりも高くなることもあります。

ただ、靴はスーツよりも寿命が長いので、靴底を交換したりすれば10年と持たせることも可能です。

しかし長く履くことができるということはまた、靴選びに失敗すると損失も大きいということになります。

今回は新入社員や若手社員の方のためにビジネスシューズの基本を説明していきたいと思います。

 

ローテ―ションと手入れで長く履く

 

 

まずは靴の扱い方から学びましょう。

普段履く靴は最低2足、できれば3足は用意。

そして同じ靴は連続して履かないようにしましょう。

1日履くと革や靴底のクッション材はダメージを受けます。

そのダメージは一晩では回復しません。

翌日もまた同じ靴を履くと、前日のダメージが回復しないまま履くことになり、ダメージが蓄積されていくので痛みが早くなります。

また、足は想像以上に汗をかきます。

実に1日に200mlもの汗をかくとも言われています。

毎日履くと汗などの水分が完全に抜けないまま、また靴を履くことになりますから、靴のダメージはもちろん衛生面でも問題がありますね。

ですから、できれば一度履いたら2日以上は間をあけましょう。

またシューキーパーを入れることで水分を吸収し崩れた形を直してくれますから、脱いだ後にはシューキーパーも入れるようにしてください。

そうすることでその間にダメージが回復し、靴を長持ちさせることができます。

 

同じ靴を毎日履き続けた場合1年持つとすると、3足をローテーションさせた場合は単純にその3倍ではなく靴に休息を与えられるので、もっと長持ちさせることができます。

ほこりや泥などの軽い汚れは日々ブラシで取っておきましょう。

休日にはクリームなどで栄養を補給してあげると革も長持ちしますし、艶が出て個性や美しさが際立つようになります。 

お気に入りの靴を長く履きたいのなら、しっかりと手入れとローテーションを心掛けてください。

 

 

ビジネスシューズの種類

 

多くの方が迷われるポイントはここでしょう。

どれも似たように見えるので適当に選んではいませんか?

しかし、似たように見えてもそれぞれ靴の形には意味があります。

靴によってふさわしいシーンも変わってくるので、しっかりと知識を抑えた上で必要なものを買い揃えましょう。

 

「ストレートチップ」

 

つま先にストレートのラインが入ったデザインを指します。黒のストレートチップは最もフォーマルな形状で「クロスト」とも言われます。

冠婚葬祭にも使えるので、一足は必須ですね。場合によっては少しお堅い印象を与えます。

また、羽根によって少し印象も変わります。

よりフォーマルな場面では、「内羽根」を選びましょう。

「外羽根」はもう少しカジュアルな印象になります。

右が内羽根、左が外羽根です。

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(出典:naver.jp)

 

 

「プレーントゥ」

 

つま先にデザインを入れていないモノが「プレーントゥ」です。

ストレートチップよりはカジュアルですが、フォーマルな場でも問題なく使えます。

飾り気が無くさみしい印象があるかもしれませんが、それゆえに広い場面で使うことができます。

一足で履き回したい人にはおすすめ。

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(出典:rakuten.co.jp)

 

 

「ウィングチップ」

 

つま先の切り返しに翼のような装飾が施されているためその名がつきました。

ビジネスも使用可能ですが、装飾がある分よりカジュアルな印象を与えます。

ドレッシーなデザインなのでパーティーシーンやジャケットスタイルに最適です。

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(出典:rakuten.co.jp)

 

「ユーチップ」

 

つま先にUの字に縫い込まれたデザインのモノがユーチップです。

履いている人も多くビジネスシーンでは問題なく使用できますが、ストレートチップなどと比べるとカジュアル寄りになります。

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(出典:bespoke-tailor-dmg.com)

 

 

「モンクストラップ」

 

ヒモではなくストラップで固定するモノです。

ストラップが「飾り」に見られるためカジュアルな印象を与えます。

ビジネスの場ではここまでが許容範囲でしょう。

ベルトは1つのものと、2つのものがあります。

画像はベルトが2つの「ダブルモンク」ですね。

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ブランド

 

さて、基本的な知識を学んだあとは実際に靴を選べばよいわけですが……

そうはいっても靴のブランドもたくさんありますから、どこで買っていいか迷ってしまいますよね。

そこで、ここでは質が良く、かつ新入社員や若手社員でも手の届くオススメブランドを紹介します。

 

リーガル(REGAL)

 

 

言わずと知れた日本を代表する革靴ブランド。

丈夫で品質の良い靴はコストパフォーマンスに優れており、迷ったらまずリーガルを履いておけば大丈夫。

半期に一度の決算セールでは合わせ買いでとてもお得に手に入れることができるので、狙いを定めてまとめ買いすると良いでしょう。

 

スコッチグレイン(SCOTCH GRAIN)

 

こちらもリーガルに並ぶ日本の革靴ブランドです。

リーガルと人気を二分し、愛用者も非常に多いです。

リーガルが無骨で実用性重視なら、スコッチグレインはスタイリッシュさ重視……

という方もいますがリーガルにもスタイリッシュな靴はありますし、スコッチグレインも品質は良く実用性にも優れています。

どちらを選ぶかは好みによるところが大きいので、両方試してより自分に合うほうを選ぶとよいかもしれません。

 

ケンフォード(KENFORD)

 

リーガルの兄弟ブランドです。シンプルなものが多く選びやすいかと思います。

価格も1万円前後の手頃な値段の革靴が多いです。

品質はリーガル系列らしくしっかりとしていますから、コストパフォーマンスは非常に良いと言えます。

 

マドラス ウォーク(madras walk)

 

90年以上の歴史を持つ日本のシューズメーカー「マドラス」による革靴ブランドです。

防水など、機能的なビジネスシューズが特徴です。

 

 

 

 

 

知っているようで知らなかった、ビジネスシューズのあれこれ。

毎日履くもので、あなたのビジネスには欠かせないものでもあります。

与える印象ももちろんですし、疲れにくさや防水性などの機能はあなたのビジネスをより快適にするサポートをしてくれます。

TPOに合わせた選択で、ビジネスにもはずみをつけたいですね。

 

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