今年もクールビズが始まりました。
クールビズとは「クール:涼しさ」と「ビズ:ビジネス」という意味をもった造語です。
よって、クールビズの期間は涼しさと快適さを追求すればいいというものではなく、きちんとしているビジネス感が重要となりますね。
ニュースなどで取り上げられることも多くなりましたが、どうしても男性のクールビズについての紹介が多いように感じますよね。
ノーネクタイに半袖シャツが基本の男性とは異なり、着こなしに迷いがちの女性のクールビズ。
そこで今回は、クールビズの基本・女性ならではの着こなしの注意点を紹介します。
パンツとスカート
出典:fashion-j.com
男性同様、女性のクールビズもスカートかパンツに半袖シャツが基本です。
普段からビジネスカジュアルが認められている会社であれば、ショートパンツも可能な場合がありますが、
その会社の社風によるところが大きいので気をつけましょう。
ショートパンツが可能であっても、センタープレスが入っているような、だらしなく見えないものを選ぶようにするなど、社会人としてのマナーを心得たいものです。
スカートは短くなりすぎないよう、ひざ上10cm以内で合わせることをおすすめします。
また、タイトスカートをフレアスカートに換えてみると、足へのまとわりつきが少なく、風通しが良いため涼しさを感じられます。
この場合も、張り感のある生地を選ぶことで、ビジネス感を踏まえたクールビズが可能となります。
夏用の生地は薄いものが多く、下着の線が見えてしまうこともあります。
タイトスカートで前かがみになった際にショーツの線が見えてしまうこともありますので、
シームレスタイプのショーツを選んだり、出かける前に鏡で確認をするようにしましょう。
ジャケットとトップス
出典:rbbtoday.com
普段スーツ着用の方は、スーツの素材を夏使用にするのはもちろんのこと、七分丈のジャケットを着ることで涼しさを得られます。
営業などの外回りをする方であれば、長袖スーツよりも七分丈の方が見た目にも涼しげで、
それでいてきちんとしたビジネス感も損なうことがなく、相手への印象も良いようです。
男性とは異なり、シャツのほかにもブラウスやカットソーなど、トップスの選択の幅も広い女性ゆえ、どんなものが望ましいか迷ってしまいますよね。
基本的には、社風を逸脱しない範囲であればどんなものでも可能ではありますが、ここで気をつけたいのが肌の露出です。
肩が見えるノースリーブはやはりNGとされる会社が多くなっています。
ノースリーブの上に半袖のカーディガンを羽織るなど、周りへの配慮を心がけましょう。
また、夏ものに多い襟ぐりが大きく開いているデザインのものは、前かがみになった際に中の下着が見えてしまうこともあります。
自分では気づきにくい部分でもありますので、鏡の前で前かがみの姿勢をとって確認してみましょう。
全体的に生地の薄めのものを選ぶことが多くなります。
トップスの透け感には要注意です。
下着の線がそのまま見えるようなブラウスはもちろんNGですので、そのなかにノースリーブを一枚着るなど配慮が必要です。
マナー違反にならない靴選び
出典:ja.aliexpress.com
足元の暑さからくる不快感の軽減でいうと、風通しの良いミュールが一番です。
しかし、ミュールは歩くたびにパタパタと足の裏と靴とが離れ、スリッパやサンダルと同様、ビジネスの場面にはそぐわないことが多いでしょう。
きちんとバックバンドが付いているような、足の固定されるものを選ぶようにしましょう。
また、つま先の開いているオープントゥも、開きが少なく足の指が少しのぞく程度のものにすると、
風通しが確保されつつも、相手への配慮もできる足元となります。
クールビズの小ワザ
出典:item.rakuten.co.jp
【スーツのインナーは常に2枚持ち】
営業などで外回りの多い方は、移動をしているだけでも汗をかきますよね。
汗をかいたままのインナーで過ごすことは自分はもちろん不快ですし、相手への印象も下げかねません。
そこで、常にインナーはかばんの中に予備を忍ばせ、訪問先に行く寸前に近くのトイレなどで着替えるようにしてみましょう。
汗ふきの使い捨てシートも同じく持ち歩き、着替える前に肌をスッとひと撫ですると、汗のべたべた感もなく着替えられます。
さわやかな気分で仕事ができ、商談もうまくいくかもしれませんよね。
【メイクは崩れる前に原因をプレスオフ】
汗と皮脂でメイク直しが何度も必要なこの季節。
そうはいってもなかなかメイク直しの時間をゆっくりとることも難しい。
そんな時は、メイクが崩れる前にメイク崩れの原因となる汗と皮脂をオフすることが肝心です。
メイクの上から押し当てるだけで、汗も皮脂も取り除き、メイクを長持ちさせてくれるシートは数多くあります。
ウェットティッシュのように最初から湿っていて、清涼感を得られるものや、
シートにパウダーが付着していて、一度使用するとその後のメイク崩れを防止してくれるものもあります。
コンビニでも買うことができるので、上手に利用することをおすすめします。
【髪をアップスタイルにして温感-3度】
ロングヘアの女性は夏場、首の周りの暑苦しさを感じることも多いはず。
首が汗ばむと、髪の毛が首にまとわりついて不快ということもありますよね。
冬にマフラーなどで首元を隠すだけでかなり暖かさを得られるように、首周りの熱を上手に逃がすことで、涼しさを得ることができます。
髪の毛を束ねてアップスタイルにするだけで簡単に可能ですし、真夏にロングヘアをおろしているよりも、見た目にもずっと涼しげです。
ゴムではなく、クリップやシュシュを使うことで髪の毛を束ねた際の跡も残りにくくなり、仕事後の予定にも響きにくくなりますね。
いかがでしたか?
2005年から始まったクールビズ、今年は10年目となります。
世間的にも認知度があがってきて、クールビズ用の商品も数多くあります。
上手に利用し、少しでも快適に仕事をしたいものですね。
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